ここにも大峠
越知町に、ほぼ町内を横切るように県道18号という道路が走っている。
どちらが始点かは知らないが、いの町柳瀬の国道194号から仁淀川町の国道439号まで繋がっている。
ずいぶん昔にバイクで走ったことがあるけど、もう十ン年くらい行ってないし、もちろん自転車では走っていない。
かすかな記憶で、細くて九十九折で、楽しそうな峠だったことを覚えているくらい。
その峠を「大峠」というらしいのだが、大峠といえば国道439号いの町~仁淀川町の峠の方が有名かな。
あっちの大峠(国道439号旧道)も九十九折で楽しい道なのでオススメ。
でもてっぺんのトンネルは暗くてちょっと怖いのだ
雨が本降りになってきて、そして気温は低い。そして旧大峠トンネルがめちゃくちゃこわい。#酷道ヨサク pic.twitter.com/sh0XWscodq
— エリグチ@サイスポ編集部 (@ergtick2019) June 25, 2020
ちょっと行ってみるか。
仁淀川は笹濁り
まずは国道194号を柳瀬へ
先日の雨の影響か、仁淀川はうっすら濁った緑色。笹濁りとゆーやつだね
今日の最高気温は31℃との予想なので日焼け止めもたっぷり。
いつもの如く、家事を済ませての8時出発。
先日のダム湖畔ライドではハンガーノック寸前だったので、今日はちゃんと補給食を持ってきましたよ~
スポーツ羊羹2つとカロリーメイトも持ってきた(^^)v
県道18号に入るとどこからともなくいい香り。
涎が湧き出るあの香り!
と思ったら山椒の実を収穫している最中らしい。
越知町は山椒が名産らしいよ!
これだけ離れててこの香りってことは、採ってる農家さんてば、ずっと涎出っ放しな感じかな(^^;
中仁淀橋を渡って越知町内へ
横倉山の稜線が綺麗だね。
やっぱり仁淀川が濁ってますね
雨から3日たつのにここまで濁ってるってことは、梅雨本番に向けてダムの水を抜いてるのかな?
寄り道
この先はコンビニ不毛地帯なので今日はちゃんと補給して、お弁当(おにぎり)も背負います!
いつも通勤で背負ってるせいか、重いものを背負うことにあまり抵抗ありませぬ
しっかしまぁ、今日はよいお天気♪
絶好のサイクリング日和ですわ
これから写真にある奥の山を越えに行くのだよ。
その前に寄り道。
近くに大樽の滝ってのがあるらしい。
案内板汚ねーな
1kmくらいなら行っとけ、だな。
と思ったら
駐車場から遊歩道15分かよ!?
往復したら30分無駄になるなぁ
これで勘弁してくれないですか?
だって、遊歩道に『マムシ注意』って看板あるんですよ。
蜘蛛の巣多いし
ちゃんとした遊歩道だけどジャングル探検気分
蜘蛛の巣と格闘しながら約10分
ツイタ ドー
なんか、あなたと写すと迫力に欠けるなぁ
実際は水量豊富で大変涼しゅうございました
ぐるぐるしてるぞー
大樽の滝は越知町から県道18号に入ってすぐ。
そこから坂折川を遡って奥に進みまする
すると、桐見ダムが現れ、そこから川の名前が大桐川に変わるようです(グーグルマップ)。
同じ川なのになぜ???
ダム湖はそれほど大きくなくって、すぐに夏の渓谷美が全力で癒しにきやがるよ
もはや民家は無いのか!?と思われる様相だけど、この左手のずっと奥の方に集落があるらしい。
高知でポツンと一軒家なんて、珍しくないよな
道もだんだん山っぽくなってくるけど、斜度は大したものじゃないです
4%前後だし、今日はMTBで来てるので楽々ギア比
キター!!!!!
ザ・峠道
自転車に乗ってると、こんな九十九折の峠道が楽しくなりませんか?
トラックがブンブン通過していく追い越し車線付きの峠より、だーれも通らない3桁国道や県道の峠道がチョー楽しみ。
九十九折は瞬間斜度10%とかのヘアピンがあるけど、その間が3%程度で上りやすいしね
一応県道だし、集落もあるのでバスは来るらしい。本数は・・・
そんで、「桐見川バス停」から遊歩道的な道があることを知る。
この『星ガ窪』だけど、今はキャンプ場になってるが、実は隕石が落ちたクレーター(?)だとか。
この道を真っ直ぐ行くのが“それ”なのだが、これはMTBで走れるのか!?
今回は情報と時間不足によりノーチャレンジ。秋にでもやるか!
この辺りが越知町側では最後の集落。ここから峠までは3km程度です。
周囲は杉林なので視界はよろしくないけど、さほど路面も荒れておらず、ロードバイクでも気持ちよく走れる良き峠道でし。
大峠に着いた!
この先は仁淀川町。
近くに未舗装林道があったのに、と思ってたが、どうやら既に舗装されていた。先まで行くと未舗装かもしれないが、取っ付きからして超激坂だったのでやめた。
時刻は12時過ぎ。峠でお昼にしようと思ってたのだが、林業の方々がお休み中だったので眺めのいいとこまで下ることにする。
絶賛湧水中。
ボトルがほとんど空だったので助かるわ
同じ頃、水場に困惑してらっしゃっる方。
私が求めているのと違う…
— ばんばん (@chie8m8) June 23, 2020
それじゃない pic.twitter.com/QFN67cv3G9
これは水汲場とゆーか・・・銘水自販機( ̄▽ ̄)
帰りはずっと向かい風
眺めのいいとこでお昼を。と思い下り続けてたら集落に出た。
なんとなく、古い街道の雰囲気。
この県道は越知町からの最短コースなので昔は主要道だったのかもしれないな。
古い木の匂い。
生活の匂い。
夏の風が運んでくる香りが、旅心を満たしてくれる。
これだから、2輪車の旅がヤメラレナイ
今回、星ガ窪にも行ってみようと思っていたのだが、、、
県道沿いにあるとばかり思っていたらまた3.5kmを上り返さないとならないらしい。
ちょっと時間が足りないのでまた今度な。
星ガ窪の歴史について調べるとなかなか面白いぞ
でっかい銀杏があるな、と写真撮ってると横に「農家レストラン だんだん」とゆーのがあった。
営業してそう
でも、持参したおにぎりを食わねばなのだよ。 ざんねん(;´・ω・)
こっちもまた今度な
辺りは本当に“だんだん”な土地。平地らしい平地はない。
ここで生活を始めた昔の人たちにとって、どんな理由があって居を構えたのか知りたい。
林業なのだろうか。
長者川は綺麗に澄んでいて、仁淀川本流に入ると濁る。やはり大渡ダムからの濁りだった。
そして、さっきまで心地よく吹いていた風が急に牙をむく
向かい風
高知では(たぶん四国全域)、午後になり気温が上がると海から山へと川沿いに風が吹く。
そして道路は川沿い。
ましてや今日は空気抵抗の大きいMTBだよ
漕いでも漕いでも進まなーい
峠道より風に脚を削られていく(´;ω;`)ウゥゥ
なるべく向かい風を受けないように、川から離れて国道を走ってる道路わきの温度計が34℃を表示していた。
街は街で暑くて辛いよ。
今日も脚を全部売り切って、熱中症寸前で15時半に帰宅。
MTBでの100km越えは久しぶりだわ。
夏の峠を越えて改めて思ったのは、汗冷え対策。
上れば汗だくだし、下れば冷える。
ウィンブレも必要だけど、サイジャが濡れてたらウィンブレ着てても冷えるんだよね。
平坦のツーリングではインナーを着てなくても困らないけど、
いや、でもエアコンの効いた店に入ると寒いな
これがあると冷えてる感じがせず助かる。
シコイチでも着用したけど、〇ニクロのシルキーなアレとじゃ大違いで、冷えすぎない快適さです。
ちょっとお高いけど、汗っかきなら特に試す価値あるんじゃないかな。
コメント
18号って仁淀川が縫うように流れてる方ばかりでしたがこちらもあるんですね。
石づきの棚田にクレーターも農家レストランも九十九折もそそられる(笑)
カメさん>
星ガ窪は今でこそ山の中の誰も来ないようなキャンプ場ですが、昭和の初めには1万人もの観客を集めた草競馬場だったらしいのです!
こんな山奥に1万人!と思うと不思議な感じです
懐かしい。
若かりし頃、バイクで越えました。
いつか自転車でと思いつつ、願い叶わず。
ランで行くかな?
さんだいめさん>
人気が無くて(?)いい峠ですよw
宮の前公園に車をデポしても、ランだとなかなかの距離になりますよね(;゚Д゚)
次は「四国のみち」の方で峠越えしてみたいと思ってます