BRM623四国600Legend 後編
前編はこちら
膝をかばいながらなんとか300km地点を通過しました。
しかし、
机上計画からはどんどん遅れ、借金がかさんでおります。
果たして、後半からの逆転はあるのでしょうか？
たぶんない(-_-;)
通過チェック８ 梼原町松原
もうこのまま、一生漁村をぐるぐるしてるんじゃなかろうか
自分を疑い始めたころ、ようやく出口の兆しが見えました
国道５６号と宇和島市の文字が！
やっとダンジョンを抜け出せたぁ
＼(^o^)／
ほっと安心したのはいいものの、
宇和島市内に入る前に雑魚峠が立ちはだかってるんだよなぁ
これが意外とツライ(;´д｀)
コースは北宇和島で左折するのですが、
私は宿に向かうため一旦コースアウト。
１ｋｍほど走ってようやく宿にチェックインしました。
確か、計画より１時間遅れの２２時頃だったはず
(ーー;)
楽観的希望では20時着だったのに
きちゃない恰好のままでベッドに入るのは申し訳ないので
急いでシャワーを浴びて軽くジャージを洗ってからの充電祭り。
そして、コンビニで買った氷で左膝のアイシングを行っていたら記憶を失っておりましたｗｗｗ
チェックインから3時間後の午前1時
スマホのアラームで天国の縁から引きずり戻されます
(ノД`)・゜・。
このままベッドに沈んでしまいたい
(ﾟдﾟ)ﾊｯ！
動く！
動くぞ、膝が！！
アイシングしたおかげで膝の痛みが楽になっています。
が、膝以外が重すぎる
(-_-;)
まったく乾いていないジャージを着こみ、
冷たくてきもちいいのだが
急いで充電祭りを片付け、
充電機器を全部サドルバッグにぶち込み、チェックアウト！
短い滞在にもかかわらず、自転車持ち込みや丁寧な説明をしていただきありがとうございました。
この場を借りて宇和島オリエンタルホテルさまに感謝申し上げます。
次はゆっくり泊まりたい;つД｀)
1時20分、本来のコース目指してリスタート！！
あ゛ぁ最初のひと漕ぎでのケツの痛さよ(>_<)
おケツの痛さにも慣れ、このままコース復帰かと思われたその時！
なか卯さんがおいでおいで♪
と優しく道を照らしてくれたので早々にピットインしちゃいました
これから無人地帯へと入っていくんだもんね
仕方ない、仕方ない。
(´ω｀*)
15分ほどのロスタイムとなりましたが、満腹で意気揚々と走り出します。
走ります
(｀・ω・´)
あれ？
前に国道が見える！？
どっかで曲がるところを間違えた？ｗｗｗ
宇和島ダンジョン
気付いて戻ろうとしたらさらに分からんくなってしまいまして、
15分ほどウロウロしてようやくのリスタートなのでした(笑)
迷子の宇和島からは鬼北への坂を上り、
膝の痛みもなく調子よく松野、西土佐と走り抜けましたが、
実はここにいい帝国ホテルがあるんだよなぁ
夜が明けて十和に入る頃から睡魔が襲ってきました。
ペースが急激にダウンして、頑張ってるつもりなのに20km/h出てないとか
(;´･ω･)
あまりに眠さで倒れそうだったので、道の駅四万十とおわのベンチで30分ほどダウンすることに。
目覚めたとき、
車中泊されていた方が声を掛けてくれました。
「何かのイベント？さっきも何人か走ってたよ」
おぉ、私が最後尾だと思ってた（多分、現時点では最後尾）けど、一人じゃなかった安心感が半端ないですよ
この短い会話ですっきり目が覚めました
さぁ、ラスボスを倒しにかかりましょうか！
大正町で国道381から439号へ。
通過チェック８まで5kmかぁ
ここからは上り基調ですが、大した斜度ではないですね
ただ、何も無い。。。
ほんとに何も無い！
コンビニどころか、自販機も無いからなぁ
(-_-)
通過チェック、、、遠いなぁ
パン屋さんの前のはずなんだけど、家なんぞ１軒もないぞ。
・・・あれ、
もう１０km走ったぞ？
・・・まだかなぁ
もぅ20ｋｍ
何か違う
(；・∀・)
でも道はあってるよ
国道の分岐から1時間20分も走ってようやく通過チェック８に到着。
距離の間違いは私がキューシートの「２」を見逃してた模様www
あぁロウガンズ(´・ω・`)
時刻は6時35分
参考クローズから１時間半遅れでございます。
机上の計画では１時間遅れでここを通過し、
巻き返しを図れるはずなのですが・・・
机上計画の段階で無謀だとか言うなｗｗｗ
再び膝が痛みだしペースが上がらない。
さてどうなることやら。
通過チェック９ 四万十源流点
通過チェックを過ぎると国道439号は上り区間を終えて平坦となります。
1時間半遅れですからね、さすがにだれもいないだろうと思いながらペダルを回しておりますと、
赤子の鳴き声が！
赤いもみじジャージのランドヌールがっ！
あれは！？
いつもツイッタランドで遊んで頂きありがとうございます
一応、まだ午前中なので朝のごあいさつをして、しばしご一緒させていただきました。
二人とも満身創痍なのは言わずもがな。
そこに立ちはだかる
裏ボス
ラスボスの前に突如現れ、
それまで存在感などなかったくせに、
やたらと強く、
ラスボス以上に記憶に刻まれる奴
裏ボスにこなきさんがやられたｗ
ここの辛さを知っていたからこそ、試走兼練習をしたわけなのですが！！？？
この辺りで遂に私の膝が限界に達しており、
10％を超えるような坂で立ち漕ぎができなくなってしまいました。
源流点に近づくほどに斜度はきつくなり、
看板手前200mからはとうとう押し歩き
(；´Д｀)
歩くにも膝が曲がらんのですけど
(/_;)
９時03分
ようよう通過チェック９に到着しました
ここから下りならまだしも、峠まであと3kmがさらにきつくなり、
平均斜度８％以上という試練なのです。
あ゛ぁ゛ぁ
どんどん借金がかさんでいくｗｗｗ
通過チェック10 仁淀川町
峠までの残り3kmのうち1kmぐらいは押し歩いたかもしれない
(；´Д｀)
ようやく、下り坂に入って今度は国道33号まで一気に下っていくのですが、
ご褒美にもほどがあるわｗ
15kmも脚を休めてると睡魔が襲ってきてしまうんですよねぇ
交通量の増えた国道でちょっとヤバイと感じたので、
ドライブイン引地橋にてマーキング休憩。
そこを
てっきり裏ボスにやられたと思っていたこなきさんが通過していきます。
さすが！数々のブルベを制覇し、企画してきた猛者ですね
あとを追って走り出し、通過チェック10に到着したのが10時54分。
参考クローズから１時間38分遅れですわ。
ゴールまであと73km、上りが３か所
これを覆すことはできるのか！？
更脚で頑張ればワンチャンスあるかもしれませんが、多分無理。
それでも、漢にはやらねばならぬときがある！
とゆーか、車を取りに帰らねば(;^_^A
最後の力を振り絞るために、コンビニでファイト一発リポDしてがんばろうとレシート貰ったあとに事件は起きたのです。
レシートを受け取りしまおうとしたその手に何かが触れる・・・
視界に入ったのは
宙を舞うリポD
着地までのコンマ数秒で祈る！
リポDの瓶は硬い！底から落ちればきっと大丈夫！！
耳に入ったのはプラスチックを叩くような軽い音
そして砕け散るリポD
き、気合いが足らんぞ～
／(≧◇≦)＼
レジのおばちゃん「あーぁ 勿体ないことしたねぇ」
すんません、忙しいのにお仕事増やしてしまって。
m(_ _”m)
腕力で坂を上り続けてきたため、腕が上がらなくなっていた模様
この瞬間、ワンチャンと私の心は砕け散っていたのかもしれない
帰ろう
店の外には既に輝きを失いつつあるこなきさんがいました。
「３時間で80kmは無理ですよねぇ」
「ですよねぇ。でも行けるとこまで行きます！」
あきらめが悪いだけの私はこなきさんの屍を乗り越えゴールを目指します。
ここからは止まって写真を撮る時間も勿体ないので、
ただただ、膝の痛みをこらえながらペダルを回しています。
最初っからこれくらい踏んでれば間に合ってただろうに
容赦なく進んでいく時間
対して、
全く進まない自転車。
14時、タイムアウトのその時
私は道の駅木の香の１００ｍほど手前にいました。
やはり、1時間半の遅れは、取り戻せないのですね
(T_T)
このあと、主催者さまから電話が入りましたので現在地と自走で帰る旨を伝えリスタート。
あとちょっとだったのにねぇ
;つД｀)
と、思わせといて
道の駅から寒風山トンネルの入り口まで30分もかかりましたので、
到底間に合わない、とゆーことですわ
結局、ゴールに帰り着いたのは1時間遅れの15時。
残念な結果ながら、コースを完走できたことは嬉しい限りです。
膝が平気なら、
宿を帝国ホテルにしておけば、
とか
たらればを言っても仕方ないので
来年のレジェンドに活かせるように反省しておきましょう
おまけ
さて、その翌日。
自宅でアイシングしても痛みが引かないぐらいに膝がヤバイので病院いってきました。
MRIを診て
センセ「骨に異状はないけど、膝の腸脛靭帯が炎症してるし、膝に水が溜まってるね」
センセ「ランニングした？」
私「ちょっと自転車で。。。600kmほど」
センセ「600ぅ！！！ 高知から600kmってどこまで行けるんよ！？ うん、使い過ぎ！」
私「原因とか改善策とかは…？」
センセ「動かさないこと。2週間は休ませてね～」
チーン(´･ω･`)
これがドクターストップとゆーやつか
おわりに
ＳＲはこの”レジェンド”をクリアすることで獲得する計画だったので、今年も達成ならず！ですね～
(´・ω・`)
認定完走はなりませんでしたが、しっかり600kmの距離は走れたし、
多くのランドヌール達と交流することもでき、超楽しかったです。
600ｋｍ走って途中に宿泊を入れるとゆー走り方の経験値も得たし、
次こそは認定完走できる自信がつきました。
次回を楽しみにしたいと思います
来年もヨロ～
＼(^o^)／
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