MTBのフロントサスペンションを分解してみた。

KOWA Cf こんな1日

短足

秋も深まり、サイクリングにはいい季節です。

こんな日に自転車乗らないなんてありえない!

 

 

でも、自転車ないんですよねぇ _| ̄|○

分解しちゃったから(笑)

 

先日、五台山を上りながらなんか変だなって思っておりましたのです

おおん?

先日の五台山にて

前脚短くね?

 

ドナドナ当初
昨年のドナドナ当初

そう、サスペンションのストロークがえらい短いんですよ(´・ω・`)

世の中、少し涼しくなってきたね!と話題になってる辺りから、前サスペンションの動きが悪くなってるような気がしておりました。

ま、気温が下がったせいやろ。とエア入れたりして調整してみてたのですが、やっぱり動きに滑らかさがないので“ヤッチマウ”ことにしましたよ。

ヤフオクを介してドナドナされてきた“ななさん”ことキャノンデールF7はフロントサスが交換されてて、整備マニュアルはおろか使い方もわからず乗ってたので、分解して元通りになるのか大変心配でございます( ̄▽ ̄)

オイルを抜く

まずはエアを抜いて圧力抜きます。

それからフォークトップのボルトを緩めて。

ポンッ

おぉのビビった (;・∀・)

バルブとかないけど、ダンパー側も圧力かかってたん???

出てきたオイル
赤いですね

とりあえず中身を抜いてみたら、こんな汁が入ってましたよ。

それほど大量ではないね

KOWA Cf
KOWA Cf

フロントサスペンションはKOWA Cf というらしい。

グーグル先生に聞いてみたが、同じものが見つからないので、相当古いか、珍品なのかもしれないなぁ

・・・データがない。ひょっとして部品もないのか? (/・ω・)/コマッタ~

ヤッチマッタものは仕方ない

もうオイルまで抜いちゃったからねぇ、今更部品が無いじゃすまないのですよ。

とにかく一度全部ばらしてみますね

なんという部品かいな?

エアチャンバー的なの。左フォークの上に収まってました

ひっくり返してボトム部分。

ボトム側

右のフォークがオイルダンパー側で左がエアばねです。(写真はひっくり返してるので左右逆)

色の違う汁が。。。

エア側のバルブ抜いたらなんか違う色のオイルみたいなのが出てきました。量もえらい少ないし、これは何なんだろ(・・?

ダンパー
オイルダンパー側

ダンパーはこんな構造。なんかシャフトが2本入ってますな。

エア側はCリングで止まってます

右側
右エアバネ側

続いてインナーフォークの上。

特段、何か入ってるわけじゃなさそう。

フォークインナー

アウターも特に部品はなさそうです

ブッシュとかシール類を見た感じ、傷やら劣化はなさそうですね

オイルシールは綺麗なので抜くのはやめときます。傷付けたら交換部品がないもんね

オイルシール
グリス

左アウターの中にはグリスがべっとり塗られてました。これはちょっと変色気味かな

外したついでにサイズを測っておこうか。いずれシール交換が必要になったときの備忘録。

内径30mm
外径40mm
厚み20mm

シールに刻印されてる型番は「NOK 6928E」でした

エアばねボトム側の構造

エアバネのボトム部品はこんな感じ。シャフトがあって、シール2か所。

Cリングを外さないと分解できませんが、ボトムの圧が抜けてなくてバルブ外したらすごい勢いで上から飛び出てってのは内緒だよ(≧▽≦)

案ずるより組むが易し

ばらしてみたら、このサスペンションに金属製のバネは入ってませんでした。完全に空気の弾力性だけなのね

意外と部品点数も少ないし。

ちょっと気がかりなのは左のトップに付いてるバルブの機能的なもの。なんか「ペコッ」って押せるんだけど、機能してるのかどうかわかんないのです。

構造的にはラチェットみたいになってて、シャフトが出たり入ったりするんだけど、何に使うんかいな(・・?

よくわからないまま、全部にグリスを塗りなおし、組んでみました。

ちょっと順番がわからなくなったりしたけど、多分、あってる。

ネジが余った、とゆーこともなし。

KOWA Cf
元通り、だと思う

分解前よりは確実に動きがスムーズですよ。

続いてオイル注入。

自転車用フォークオイルなんて持ってないので倉庫で数年寝かせたフォークオイルで試してみますよ

カワサキ製フォークオイル

これも赤いな。

抜き取ったオイルと粘度を比べてみましたが、さほど変わらない。むしろカワサキ製のが柔らかいかも。

粘度比較

さて、問題は何cc入れるかですよ。

何ccとかゆー前に容量測る道具が無かったので急いで買いに行く(笑)

PP製カップ。一個100円くらい

抜き取ったオイルを測ったところ120ccくらい。

古いオイル

床にこぼしたオイルが結構あったので150ccでいってみる。

オイルの多少で何が変わってくるのかな?ダンパーの動きでワタシに違いがわかるのかいな(;^_^A

で、締め付けトルクとか指定オイルとか全くわからないけど、無事完成。

構造を解析しながら分解・組み立てたのでちょっと手間取って、大体5時間くらいかかりましたよ

でも、次は2時間かからない見込み。

復活!

おぉ、ずいぶん脚が長くなりましたん。

サスの動きもよくなって、ふわふわ気持ちよいのです(^^)v

結局、なぜ短足になったのかよーわからんのですけどね。それと・・・

謎の部品

このパーツの機能がさっぱり分からん(~_~;)

だれかこっそり教えてください。

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コメント

  1. MTB初心者 より:

    GAIANTのATX2020年モデルのサスペンションを分解しようと思っているのですが、中の資料が見つからなくて、、、

    • kk460 より:

      MTB初心者さん>
      GIANT ATXって、入門機ですよね?
      触ったこともないのでよくわかりませんが、高級機ではない自転車のFサスを分解整備する人はあまりいないので、資料はなかなか見つからないでしょう。
      おそらく、バネとオイルが入っているだけだと思うので、壊す覚悟でやってみるしかないかと(^^;

  2. yak より:

    同時期発売の別モデル使ってます。
    左のパーツ、トラベル量切り替えだったような。
    と思って巡っていたら、資料を掲載してくれいるサイトありました。

    https://red.ap.teacup.com/bikebind/1907.html
    切り替え方法はわかりませんが、120と80の切り替えができるようです。
    ってことで、短足になったのはこの機能のせいでしょかね。

    現行品の販売は、
    http://msproducts-jpn.com/
    です。

    • kk460 より:

      yakさん>
      情報ありがとうございます!
      なるほど、トラベル量の切り替えが出来るんですね。
      今はその部分が破損してしまってサスとして使えないのですが、パーツが手に入るなら直したいものです。

  3. かずぼん より:

    オートバイで言うところのイニシャルの調整ねじでは??

    • kk460 より:

      かずぼんさん〉
      「オンorオフ」的な作りだったので、イニシャル調整では無さそうですね。

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